15.2.10

革新する組織を考える ~組織変革のリーダーシップ 

 なぜ利益率が高いのか。
 そういった企業は、突き詰めると社員1人当たりの生産性が非常
 に高いわけです。そうでない会社を見ると、利益の少ない事業
 の社員にも、高付加価値事業に携わる社員と同等の給与を支払い、
 コストが高止まりしています。これでは儲かるわけがありません。
 経営資源を付加価値の高い事業に重点的に配分しなければなりま
 せん。

 けれども、私のところに持ち込まれる一番の問題は、「それを言
 うだけでは、誰もついてこない」という悩みです。

 そこで、大切なこと3つ。

 1)ブレないこと

 たとえば、中期計画を実行して稼げる会社にする と決めたら、
 方針は絶対に変えないこと。ブレないことが大切です。

 私がコンサルティングで関わる場合は、トップの右腕が中期計画
 にまとめたら、彼を介してまずは役員を巻き込み、上から下へと
 徐々に計画を実行する必要性を訴え、社内に浸透させていきます。

 2)必ず、やること

 上が「やれ」と言うだけでは下は動きません。自分からやらなく
 ちゃ誰もついてこない。トップが本当に動いて、それを見せる。
 それによって「ああ、本当にやるんだな」と下の意識を変えていか
 なければうまくいきっこないんです。

 普通の人は「やるよ、やるよ」と言いながら、自分では何もしない。
 怖いのです。失敗したら自分の責任が問われますから。

 3)楽天的であること

 実行は誰でもできるんです。問題は、それで結果が出るかどうかで
 す。結果が出なかったら、トップも社員さんの生活も、すべてが終
 わりです。ですから、怖い。怖いから、とことん、やらない。やれ
 ない。こんなことも、よく起こります。

 悪循環を切るには、リーダーの7つのポイントのうちのひとつ。楽
 天的であって下さいね、というお話もよくします。性格でなくて、
 仕事として楽天的であることも重要なのです。要するに、「変革」
 というのは、少しお気楽、というか、バカじゃなかったらできません。
 そうでないと、深刻な課題が出た場合、どうにかなる、どうしたら
 できるかな、というオープンな思考や発想ができなくなるからです。

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